「第19回アジア競技大会」(23年9月23日から10月8日、中国・杭州市)の囲碁女子団体戦に出場する代表予選、牛栄子扇興杯(23)対上野梨紗二段(16)戦が28日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた。

対局は271手までで、白(後手)番の上野梨が8目半勝ちし、代表に内定した。

アジア大会では、マインドスポーツ競技に囲碁が採用された。全日本囲碁連合が日本オリンピック委員会(JOC)を通じ、囲碁の代表選手8人(男子5人、女子3人)を派遣する。男子は一力遼棋聖(25)芝野虎丸名人(23)井山裕太本因坊(33)関航太郎天元(21)の4人に、27日の代表選考会を勝ち抜いた佐田篤史七段(27)が加わった。

女子は、すでに内定している藤沢里菜女流本因坊・女流名人(24)と上野愛咲美女流立葵杯(21)に加え、上野愛の妹でもある上野梨が最後の1人となった。