立憲民主党の泉健太代表は31日の定例会見で、同党の小西洋之参院議員が衆院憲法審査会に関して「毎週開催は憲法のことなんか考えないサルがやること」などと発言したことを重く見て、参院憲法審査会の野党筆頭幹事を更迭すると明らかにした。「筆頭幹事を降りていただくことを決定した。事実上の更迭とみていただいても構わない」と話した。

その上で「わが党としても謝罪を申し上げたい。党の見解とは異なるし、マスコミのみなさんや他党のみなさん、国民のみなさんにも不快な思いをさせた」と、陳謝した。

小西氏に対して「思いあまって自制心をなくし、他者を攻撃するばかりではいけない。他者への敬意は最低限、議員として取るべき姿勢だ」と述べた。小西氏を厳しく注意したとして「党内にも批判の声がある。常に自らを律し、自制心をもって活動することが大事だ」とも話した。

小西氏は29日、マスコミの取材に、週1回の開催が定着している衆院憲法審査会について「毎週開催は憲法のことなんか考えないサルがやることだ」「何も考えていない人たち、蛮族の行為だ。野蛮だ」と発言。30日に会見を開き、「不快な思いをした方にはおわびしたい」などとして、謝罪していた。