日本維新の会の馬場伸幸代表は20日、会見で立憲民主党の小西洋之参院議員の「サル発言」をめぐって、立民との国会内で政策共闘について「(小西氏についての)対応がないということであれば、立憲さんとの協調というものは凍結は解けることはない」と改めて、政策協議の凍結継続を明らかにした。

馬場氏は憲法審査会の幹事会が小西氏の幹事会出席と説明、謝罪を求めていることについて「これ以上、申し上げることはありません」などと立民に対応を求める姿勢を強調した。

小西氏は3月29日、週1回の開催が定例化した衆院憲法審について「サルがやること」などと発言し、11日には党から「幹事長による注意」の措置を受けた。だが、与野党から処分が不十分とする批判が高まるなど、維新の会と立民の国会内共闘の先行きは不透明感を増している。【大上悟】