与野党の党首が選挙戦最終日の22日、激戦の衆院千葉5区補選に集結した。

岸田首相は選挙戦2度目の千葉入り。市川市の東京メトロ南行徳駅前で河野太郎消費者担当相とともに、約3000人の聴衆を前に演説。岸田氏は「選挙戦の大詰めを迎えました。しかしながら、戦いは投票箱が閉まるまで続く。日本の未来がかかった大切な選挙」と呼びかけた。

和歌山での襲撃事件を受けて多数のSP、制服、私服警官が配備される厳戒態勢の中、駅階段にも聴衆があふれた。

岸田氏はこの日朝に羽田空港を出発し、参院大分補選、衆院和歌山1区補選、そして千葉5区補選をはしご。大分、和歌山、千葉のいずれも接戦が伝えられている。最低ラインとされる3勝の勝ち越しをもぎ取るための岸田氏の必死の強行軍となった。【大上悟】