「ニコニコ動画」を運営する「ドワンゴ」創業者の川上量生氏(54)が、5日までに自身の期間限定ツイッターアカウントを更新。「別にそんなに問題あるツイートをしているつもりはないですが、みなさん止めろと仰るのでしばらくツイートを再自粛することにします」と、ツイートを再自粛すると投稿した。同氏は、前日4日にインターネットの動画投稿サイトで芸能人らを脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕された、前参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)に脅迫されていたとされる1人。

川上氏は同日、ツイッターで「ガーシーについてコメント。ガーシーのやった脅迫は2種類ある。一つは自分が知っている芸能人に対しての暴露の脅迫。もう一つは自分ではなく他人からの情報での脅迫。特に後者について三木谷氏や政治家についてNHK党立花氏から頼まれた暴露と、親友FC2高橋氏のための脅迫がガーシーの逮捕状への決め手となったと思う」と、政治家女子48党(旧NHK党)の立花孝志氏と大手ウェブサービス「FC2」の創業者・高橋理洋氏の名を挙げつつ、ガーシー容疑者の帰国と逮捕についてコメント。さらに「今日、ガーシーが逮捕されるという報道がでているが、逮捕されること自体は本人の自業自得とは思いますが、逮捕のきっかけを作った立花氏は相変わらずガーシーを自分のために利用することしか考えておらず、FC2高橋氏も、逮捕状が出てから今に至るまで、まるで自分は無関係で他人事かのようにガーシーを心配しているポーズをしていることについて残念に思います」ともコメントしていた。

川上氏は、ツイート再自粛を表明したツイートに、スレッドとして続ける形で「なんか望んでもいないのに本当にいろいろなことが並行で乱入してくる日々が昨年夏以降、続いていて、朝ドラ感がある」とツイートした。「いろいろなこと」の詳細について言及はしていないが、5月26日にはドワンゴが、動画にコメントを表示する技術を巡り特許権を侵害されたとして、米国のFC2などに日本国内での配信差し止めと10億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が知財高裁であった。1審の東京地裁判決を変更し、FC2に配信差し止めと約1100万円の賠償を命じる、逆転勝訴の判決が下っている。