立憲民主党の泉健太代表は4日、次期衆院選を巡って野党共闘に否定的な方針から一転、野党各党と候補者調整や選挙協力に方針を転換した。岡田克也幹事長は「改めて代表から指示をいただきました。野党各党との候補者調整の取り組みを徹底的に追求していきたい」と自ら交渉に乗り出すことを明らかにした。

重鎮の小沢一郎氏や小川淳也前政調会長らが発起人となった野党候補の一本化を求める有志の会が設立され、松原仁元拉致問題担当相ら現職衆院議員の離党者も相次ぐなど、泉氏は方向転換を迫られていた。岡田氏は「簡単ではないと思う」と選挙協力を否定する日本維新の会を含めた国民民主党、社民、共産、れいわ新選組などと交渉に入る。

また6月27日に離党届を提出した徳永久志衆院議員(比例近畿)に対して離党届を受理せず、除籍処分とすることが了承され、倫理委員会で正式決定する。