河野太郎デジタル担当相は10日、東京都内のホテルで開かれた共同通信きさらぎ会7月例会で講演し、マイナンバーカードと保険証の一体した「マイナ保険証」導入の必要性をあらためて訴えた。

マイナ保険証には、国民から反対の声が強いことを念頭に「今話題になっているのが、保険証に使おうということ」と切り出し、「今の保険証で困っていないという方もいる。困っていないというのはそうかもしれないが、なりすましや使い回しが現に起きていて、それなりの被害になっている」と主張した。

その上で「今の(紙の)保険証でいいというのでは、今の医療を替え、利便性を上げることはなかなか難しくなる」と述べ、理解を求めた。