藤井聡太王位(竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖=21)が挑戦者の佐々木大地七段(28)に連勝した、将棋の伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦7番勝負第3局が25日午前9時からの2日制で、北海道小樽市「料亭湯宿 銀鱗荘」で始まった。先手後手は事前に決まっており、先手の藤井が得意戦法の角換わり腰掛け銀を採用。手慣れた駒組みもあって、午前中は53手も進んだ。

午後0時30分から1時間の昼食休憩の後、藤井の4筋から仕掛けた歩の対応に佐々木が82分も長考。次いで藤井も長考に沈み、午後3時のおやつとなった。

藤井が「ニトリ観光果樹園 特製アップルパイ バニラのアイスクリーム添え」と「アイスレモンティー」。佐々木は「黒糖風味の豆乳プリン コーヒーゼリー ほうじ茶のアイスクリーム添え」と「ほうじ茶」をそれぞれ補給した。

局面は中盤にさしかかって、お互いに仕掛けのタイミングと自玉の安全を含めた構想力が問われている。

持ち時間は各8時間。初日は午後6時の段階で手番の側が封じ手を行い、26日に指し継がれる。