自民党の女性局長を務める松川るい参院議員(52)が党女性局のメンバーとともに海外研修でフランスを訪れた際の様子を、エッフェル塔の前やリュクサンブール宮殿内で撮影した写真とともにSNS上にアップして「観光旅行ではないのか」などと炎上している問題で、松川氏は31日、自身のツイッターに見解を投稿した。

「自民党女性局の海外研修についての私のSNS投稿のせいで、中身のあるまじめな研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております」と陳謝。今回の女性局の研修が「5年に一度程度、全国女性局の皆さま(地方議員が主)と共に海外視察に行き、課題について見聞を広め政策や今後の活動に生かしていくことを目的にしております」と説明。参加者は38人でうち国会議員は4人とし、費用は「党費と各参加者の自腹で捻出しています」と記した。

渡仏の目的は、少子化対策、政治における女性活躍、3歳からの幼児教育の義務教育化などについてフランス側と意見交換を行うためだとし「極めて有意義でした」と主張。海外視察の意義に「その国の文化や歴史や価値観に触れることも含まれている」とし、リュクサンブール宮殿での写真については「(同宮殿は)フランスの上院議員の議事堂に当たります。日本でいえば国会議事堂です」と記し「日本でいえば国会議事堂見学に該当することをご理解頂きたい」などと主張した。

また「意見交換などの合間に、エッフェル塔に立ち寄って記念写真も撮りました。そのことが問題だとは思っておりません」と、記念写真撮影じたいは問題視していないと主張。一方で、塔の前で、塔の形をまねたポーズで写真を撮った写真を投稿したことを念頭に「真面目な研修に参加された皆様にまでご迷惑がかかるとしたら本位でありません」とし、投稿を削除したことを明かした。

「非常に真面目な内容ある研修であったにも関わらず、『税金で楽しそうに大人数で旅行している』と多くの皆様の誤解を招いてしまったことについて申し訳なくおもっています」「今回お騒がせしているのは、研修の意義や内容をうまくお伝えできなかったことにあると思います」と、持論を記した。

松川氏のSNSにはエッフェル塔前で参加者全員で撮影した写真や、今井絵理子参院議員とともに、リュクサンブール宮殿内でカメラ目線でポーズをきめた写真などが投稿されている。