国民民主党の榛葉賀津也幹事長は18日、定例会見で同党代表選(21日告示、9月2日投開票)に立候補した玉木雄一郎代表が自民党に対して是々非々の姿勢を示したことついて「選挙は各党と戦う。しかし政策実現のためには各党とも協力できるところは協力する。今、力を持っているのは与党の自民党、公明党だから」と玉木路線を支持した。

その上で高騰を続けるガソリン価格について「リッター180円をはるかに超えている。先日、私が地元静岡で入れたのは(レギュラー)184円でした。これだけ国民が困っている。四の五の言っている場合ではなくて与党も野党も関係ない」とした。経産省が16日に発表した14日時点のレギュラーガソリン店頭小売価格(税込み)は全国平均で1リットルあたり181・9円。先週7日から1・6円増となり、13週連続で値上がりした。

政府は昨年1月からガソリンや灯油価格の軽減策として石油元売り各社に補助金を支給しているが、6月から段階的に縮小し、9月末で終了する予定だ。補助金金打ち切りでさらなる価格高騰が懸念され、物流コスト増が国民生活を直撃することが指摘されている。榛葉氏は補助金継続とガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」凍結解除について「補助金を最低、半年間継続して、トリガー条項の凍結を早く解除してガソリン税の二重課税なんて早く止めてくれ。暫定税率も早く解除してくれ。この国民の悲鳴を」などと早期の対応を求めた。そして「政策実現してガソリン代を安くする。それには与党も野党もない。国民の負担を下げる、国民の生活を豊かにする。そのためには協力できるところはすべて協力する。当たり前だと思う」と重ねて強調した。