輪切りにしたパイナップルの形をした「パインアメ」で知られるパイン(大阪市)は18日までに公式X(旧ツイッター)を更新し、16日から3000個限定で販売を始めた「復刻パインアメ缶」について、転売をしないよう呼びかけた。

「何卒転売はおやめください。また、高値で転売されたものを買わないことで転売が減ることもございます。ご協力をお願いいたします」とつぶやいた。

大手フリマサービスのメルカリのサイトでは、定価(税込み1650円)の4倍近い6500円をはじめ、2個で1万2500円などですでに転売されているケースが見受けられる。また、3個で定価の10倍に当たる1万6500円で出品されているものもある。

復刻缶の購入は1人3缶までとされている。販売は21日までで、日によって販売数が異なる。

同商品は、昨年祖母を亡くしたという女性から今年3月、遺品を整理していた際に古いパインアメの缶を見つけたというメッセージを同社に送ったことを機に、70年ぶりに復刻発売されることになった。70年の時を経て、現代につながった経緯を同社がホームページで紹介したところ、SNSなどで話題になり、16日の販売初日は当日分の600個が完売したことを、公式Xが伝えていた。