2024年春に開業予定の東京ディズニーシー(TDS)の8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」が24日、完成前の工事途中ながら報道陣に公開された。TDSを運営するオリエンタルランドは同時にこれまで明かしていなかったアトラクションなどの名称も決まったと発表した。総投資額は約3200億円。
「ファンタジースプリングス」は、ディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の人気3作品の世界観をゲスト(来客者)が堪能できる。敷地面積14万平方メートルには3作品にそれぞれ「フローズンキングダム」、「ラプンツェルの森」、「ピーターパンのネバーランド」とエリアの名称が付けられている。
注目のアトラクションも名称が発表された。「フローズンキングダム」では、ストーリーをボートに乗ってたどる「アナとエルサのフローズンジャーニー」。「ラプンツェルの森」もボートでコースをめぐりながら長い髪の毛のプリンセス、ラプンツェルの恋物語が再現される「ラプンツェルのランタンフェスティバル」。「ピーターパンのネバーランド」では、ピーター・パンの仲間ロストキッズと一緒に海賊に立ち向かう大冒険を体験できる「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」。また、各エリアではそれぞれのテーマに沿ったレストランも営業する。
「ファンタジースプリングス」は森と泉に囲まれ、さらにディズニーキャラクターを隠した岩石がいたるところに配置されていた。全体的に基調とする色は若草色、自然との調和も念頭に置かれていて植栽が多いのも特徴で、造形物は特につぼみが多い印象だった。場所はTDSのエントランスから最も離れた「アラビアンコースト」とつながるように建設されている。
そして、東京ディズニーランド(TDL)とTDSを周回する鉄道「ディズニーリゾートライン」の「ベイサイドステーション」に隣接して客室475室の「東京ディズニーシー ファンタジースプリングスホテル」(地上9階)も同時にオープンし、宿泊客はそのままTDSに入場することのできる仕組みにもなっている。
ファンタジースプリングスのマスコミ公開に合わせて、東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドの女性初の会長兼CEOに6月29日に就任した高野由美子氏(67)が報道陣にあいさつ後、質疑に答えた。
これまでホテル経営に力を注いできた高野氏は「このホテルのバルコニーに立ってファンタジースプリングスの景色を眺めると、まるでファンタジーの中に滞在しているという特別な経験ができるんです」と目を輝かせて話した。【寺沢卓】

