立憲民主党の岡田克也幹事長は29日、会見で東京電力福島第1原発の処理水海洋放出後、中国が日本産水産物の全面禁止措置を打ち出したことに野村哲郎農相が25日に「大変驚いた。全く想定していなかった」と述べたことについて「びっくりしました。中国が強く出てくるということは当然、想定内にあってそれなりの対応を準備していると思っていた。あまりの楽観的な見方にあぜんとした」と批判した。

 

中国では日本の化粧品の不買運動など水産物以外にも影響が広がってことについて「日本の産物を全部止めるということになれば、非常に被害は甚大」とした上で「きちっと保証すべきは保証する。東京電力だけの問題ではなく、日本政府も含めて、どう対応していくか。特に国内の業者に対して支えていくことが大事」とした。