ジャーナリスト江川紹子さんは4日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、2日に行われたジャニーズ事務所の記者会見のやりとりをめぐる混乱について言及した。

同会見では「1社1問」などの「ルール」が決められる反面、指されていない記者が主催者側の許可を受けずに声を上げるなどの混乱がみられ、事務所、記者側双方へ、賛否を含めた声が上がっている。

江川さんは、Xで「前方にいる記者がマイクなしで自由に発言し、それに登壇者が答えるやりとりになれば、後ろの人は聞こえなくてストレスなのはよく分かる」とした上で「ただ、それは取材者側の問題なのだから、立って『マイクなしでの質問はやめましょう。後ろにいる人が困ります』と声を挙げればよかったと思うんですね」と指摘し、取材者側の工夫で改善の余地があったのではないかとの認識を示した。

続けて、別の投稿では「ただ、取材者側の問題を改善するには記者側が能動的にならないと。それを取材対象に預けてしまうと、結果として規制で参加者を縛ることに。あるいは、妙な規制があたかも『ルール』のように人々に浸透し、当然化し、記者をも拘束しかねない。『副次的』な事柄のために、そうなったら元も子もない」とも指摘した。

さらに投稿を続けて「記者会見は、元々記者やメディアが記事や番組の素材を集める場。それがネット等で中継されるようになり、メディアが加工する前の内容を多くの人が知り、様々な視点で検証できるように。一方、会見自体がコンテンツ(商品)にもなり、時にショー化し、それゆえの副次的問題も…というのが今の状況かな」と分析。会見に注目が集まるようになった、最近のデジタル事情の背景についても言及している。