尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(76)が11日までにブログを更新。撤回された自民党埼玉県議団の「虐待禁止条例改正案」について「そもそも、こんなバカげた条例案を発想したのはどの集団なのか?」などについて解明すべきとの考えを示した。

同改正案は、小学生3年生以下の子どもを自宅に残したまま外出するのは「虐待」にあたるとして禁じたものだったが、自民党埼玉県議団は10日の会見で取り下げを表明。世論の批判の高まりを受けて、断念に追い込まれた形となった。

同改正案は取り下げられたが、尾木氏は「何故埼玉だけでこんなシングル家庭や共働き家族を無視した上に、市民に通報義務(たれ込み監視)条例案が委員会を通過したのか ここを深掘りする必要があります」と問題視し、「政治や宗教、思想家まで幅広く点検し 家庭教育にまで深く食い込もうとする動向には高くアンテナを張る必要があるのではないでしょうか?」とした。

続いて「一体誰の発想・提案なのか!?解明すべき!」と題した投稿では、「(1)そもそも、こんなバカげた条例案を発想したのはどの集団なのか? (2)埼玉県では条例や政策立案に際して市民の声を聞いたり、公的異論を求めたりしないのか? (3)大反対が起き、撤回せざるを得ないを得なくなったのは、言葉足らずだとか、手続きに瑕疵はなかったとか、弁解し、発想の異常さには少しも気づいていない恐ろしさについて、別の議員さんたちはどう感じているのか?一枚岩だとすれば、埼玉県議会への市民の信頼問題にも発展するのではないでしょうか?」と、解明すべきとする3点を挙げ、「全くお粗末極まりない騒動てしたね しかし、政府はまさかこんな発想はないと思いますが、、よく見ていないと」と懸念を示した。