今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で行われ、「OSO18/アーバンベア」がトップ10入りした。

受賞者は日本クマネットワークの代表で酪農学園大教授の佐藤喜和氏。佐藤氏は「このトップ10の中にクマに関する用語が選ばれたことに非常に驚きました。それだけクマに関する話題が1年間通じて多かった」と振り返った。その上で「もちろんOSO18、アーバンベアと言う言葉は決して望ましい言葉ではありません。少しでもこうした言葉が流行しないように、私たち団体や研究者である個人としてもできる限りのことをしていきたい」と力を込めた。また「この問題はますます大きくなる。冬になっても目をそらさず、直視して適切な対策を取っていくことが重要」と訴え、国に地方自治体に対し「適切な予算の措置と専門人材の配置、専門人材になるような人の育成を進めていって頂きたい」と強調した。

北海道東部の標茶町(しべちゃちょう)で1頭のヒグマが相次いで牛を襲った。19年7月、始めにオソツベツ地区で被害があり、前足の幅が18センチだったことから「OSO(オソ)18」と呼ばれるようになった。今年8月に入りハンターに駆除されたが、約4年間で計66頭の牛が被害に遭い、クマとは縁のない地域にも恐怖が知れ渡った。

また、今年はクマによる人的被害が06年に始めた観測史上最多となった。クマの生息範囲が広がり、市街地周辺にも恒常的に住むようになり、人家に出没するアーバンベアの認識も広まった。

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