今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で行われ、「地球沸騰化」がトップ10入りした。

受賞者は乱高下する海水温の中で小浜よっぱらいサバを養殖している田烏水産(福井県小浜市)の横山拓也代表。横山さんは「お知らせを頂いた時になんで私なんだろうという気持ちでございました。国連のグテーレス事務総長が考えた言葉やんと。あとは私なんかよりずっと苦しい思いをされている方がいる」とし、「特に私と同じような第一次産業の生産者の中にも大勢いる。でも、お話を伺っていてそういう方々の代表として選んで頂いたということで納得しました」と話した。

横山さんは「この4、5年ぐらいで海水温が非常に上昇している。今年に至っては30、31℃と、ほとんどぬるま湯。その中で手を尽くして魚たちを生かそうとしても、たくさん死なせてしまうという悲しい状況を迎えています」と明かした。また「こういう地球環境は一気に元に戻すというのは不可能かと思う」と指摘。その上で「温暖化は地球規模の話ですけど、今から取り組んでいくことは決して無駄に終わらないと信じています」と強調した。

23年夏、強烈な暑さに見舞われ、欧州では熱波で死者がでたり森林火災が相次いだ。EUの気象情報機関によると7月の世界の平均気温は観測史上最高を記録したという。この事態を受け、国連のグテーレス事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と危機感を表した。日本でもこの夏は最高気温35℃以上の「猛暑日」の日数が最多となり、日本近海の海面水温は過去最高を記録した。

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