作家の乙武洋匡氏が23日、X(旧ツイッター)を更新。違法スポーツ賭博への関与の疑いがあるドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平氏の報道をめぐり、自身と関連させてアップされた投稿に対して苦言を呈した。

乙武氏は、Xで「水原さんといい乙武さんといい教科書に載りそうな人に限ってやらかすことあるからな……中学生時代に癌闘病してた落語家の本の紹介を授業かなんかでやったら、その後その落語家がクスリで捕まってたことがある」と記された投稿を引用。「こんな盛大な巻き込み事故ある!?」と記述した。

文科省は22日、25年度から中学校で使用される教科書の検定結果を公表。22日に検定合格した中学の英語教科書には、水原氏を紹介する1冊があり、出版社側は、違法賭博に関与した疑いが報じられた水原氏が球団から契約解除されたことを受け、記述内容の変更を検討するとしている。

米ESPNによると、水原氏は大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金された疑いがあるという。水原氏は同メディアの取材に、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話したが、翌日には前言を撤回した。また、開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。このような報道が出ること、そして全て自分の責任であることを明かしたとしている。

スポーツ賭博は米国の約40州で合法化されているが、カリフォルニア州では違法になっている。