ジャーナリスト立岩陽一郎氏が26日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。ドジャース大谷翔平投手(29)が、元通訳の水原一平氏(39)の違法なスポーツ賭博に関して声明を発表したことについて言及した。

立岩氏は「もし、私があの場にいたら絶対聞くのは、『なぜ水原さんは送金できたんですか?』ということ」と疑問点を挙げた。大谷側が質疑応答を受け付けなかったこともあるが、「ここなんです」と今回の事件の“キモ”であることを強調した。

立岩氏は「私の周辺で大谷選手が賭博をやっていると思っている人は誰もいませんよ。だけど、不正とされる送金に、なぜ大谷さんが把握できなかったという疑問がみんなある。もし、それが捜査の重要な部分というなら、『あえて言いません』と言えばいいだけ。まったく触れないというのは一番大きな疑問として感じる」とコメントした。

さらに立岩氏は「ありえないことが起きた。大谷さんのショックはすごいでしょう」と同情。「ただ、この社会で気になるのは大谷さんについてマイナスの意見を言うとバッシングの対象になる。それは違う。事実は事実としてちゃんと見なければいけない。水原さんが今後どういう話をするかが大事。選手としてのプレーは見たいが、そのためにはなるべく早く説明を尽くすことはやってほしい」と要望した。

今回の声明で、取材対応は終わりかという点について、フジテレビ風間晋解説委員は「おしまいになることはない。いずれまた記者の質問に答えなければならない局面がやってくると思いますし、それは大谷さんの側も承知しているだろうと思う」とした。