元明石市長で弁護士の泉房穂氏が28日までに、X(旧ツイッター)を更新。ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳水原一平氏が告白したことで話題になった「ギャンブル依存症」について自身の経験をふまえた上で言及した。

泉氏は「『ギャンブル依存症』に対しては、『自業自得』との批判もなされやすいが、医学的には『精神疾患』と位置づけられており、日本でも人口の3%程度が発症しているといわれている」と書き出し「犯罪や家族崩壊を招きやすく、社会的な理解と相談治療体制の整備が必要だと思っている」とポスト。

その上で「明石市長時代に『家族会と連携した専門相談』(全国初)を始めた経緯もあり、このテーマ、今後も発信していく予定です」と投稿。また「弁護士時代に、『ギャンブル依存症』に起因する“犯罪”や“家族の崩壊”を数多く目の当たりにしてきた」とし「子どもたちが悲しむ姿にも数多く接してきた。ギャンブルは人を不幸にする。大阪にカジノをつくることに、私は反対だ。金儲けの犠牲になるのは、結局、罪なき子どもたちだ」と投稿した。

米ESPNによると、水原氏は大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金された疑いがあるという。水原氏は同メディアの取材に、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話したが、翌日には前言を撤回した。また、開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。このような報道が出ること、そして全て自分の責任であることを明かしたとしている。

スポーツ賭博は米国の約40州で合法化されているが、カリフォルニア州では違法になっている。