JR九州では26日から新しいD&S列車特急「かんぱち・いちろく」(3両編成)の運行を開始する。ルートは、博多~由布院・大分・別府に向かう「かんぱち」が月・水・土曜日、別府・大分・由布院~久留米・博多への向かう「いちろく」は火・金・日曜日に、いずれも「ゆふ高原線(久大本線)」を経由して、約5時間かけて1日片道1便走る。全席グリーン席の車内では、ゆふ高原線沿線の食材を使用し、福岡・大分両県の魅力が詰まった弁当が、車内での楽しいひと時をぜいたくに演出する。乗車に必要な切符と沿線のこだわりのお食事がセットになった旅行商品として、JR九州の専用ホームページや主な旅行会社で販売する。

D&Sとは「デザイン&ストーリー」を意味し、特別なデザインと、沿線地域に伝わる伝説や歴史と言ったストーリーを指す。そんな列車という意味が込められている。曜日によって九州の違うルートを走る「36プラス3」をはじめ、「A列車で行こう」(熊本~三角)、「ゆふいんの森」(博多~由布院・別府)、「指宿のたまて箱」(鹿児島中央~指宿)「海幸山幸」(宮崎~南郷)など、個性豊かな特急がある。