藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が豊島将之九段(34)の挑戦を受ける、将棋の第82期名人戦7番勝負第4局が18、19日、大分県別府市「割烹旅館もみや」で行われる。
開幕3連勝で名人初防衛に王手をかけた藤井が一気に決めるか。5期ぶりの名人奪還を目指す豊島が反撃の1勝を挙げるか。
決戦前日の17日、対局場となる旅館で、使用する盤や駒、照明の明るさをなど確認する「検分」を行った後、ファンや関係者ら約300人が出席した大分市内のホテルで行われた前夜祭で、決意表明した。
日本一の源泉数と湯量を誇る別府温泉郷。2人は検分前に別府市の国指定名勝「海地獄」を訪れた。約1200年前の鶴見岳の噴火でできた熱泉の1つで、水面がコバルトブルーの海に見えて涼しげだが、温度は約98度もある。
立ちこめる湯気をバックに記念撮影した藤井は「すごい迫力を感じた。温泉で疲れを癒やしながら、集中して対局に臨みたい」と決意を語った。豊島は「厳しい状況だが、自分なりの将棋で精いっぱい頑張りたい」。別府で名人戦が行われるのは71年ぶり。第4局の先手は豊島だ。2人はともに温泉よりも熱い、“熱戦”を誓った。【松浦隆司】

