京都・祇園の名所、八坂神社は25日、公式サイトで、国宝でもある本殿の鈴の緒を、午後5時から翌朝6時まで上げる対応を取ることを明らかにした。一部で、観光客とみられる外国人の団体が鈴の緒を柵にたたきつけていたと訴える投稿がSNS上で拡散し、動画で外国人グループとトラブルになる様子も映されるなど話題となっていた。

八坂神社は「御本殿鈴の緒について」と題した文面をアップし「参拝者皆様の安全を考慮し、御本殿の鈴の緒を17時頃~翌6時頃まで上げております。その時間帯において通常のお参りはできますが、鈴を鳴らしてのお参りはできませんのでご了承の程宜しくお願い申し上げます」と報告した。

拡散された動画では、複数の外国人男性に、女性が抗議する場面が映されている。投稿者は、夜の八坂神社で当該外国人のグループが、鈴の緒を柵にたたきつけていたと主張。動画内では、外国人男性が日本語と英語を織り交ぜながら、撮影者に反論する様子も映されていた。

八坂神社は794年の平安京遷都以前からの歴史を誇る京都有数の観光名所で、全国に約2300カ所の「八坂神社」の総本社でもある。本殿は20年に国宝に指定され、重要文化財に指定されている建造物も多数。年中行事の中でも、7月に行われる「祇園祭」が特に有名で「京都祇園祭の山鉾行事」として、16年に「ユネスコ世界無形文化遺産」に登録されている。