自民党の派閥裏金事件を受け、非公認となった旧安倍派「5人衆」で、兵庫9区から無所属で出馬した西村康稔元経産相(61)が当選を確実にした。 兵庫県明石市の選挙事務所に現れた西村氏は「本当に逆風の中、どうなっていくのか、そんな思いでした。応援していただいた皆さんのおかげで、勝利することができました」と声をからしながら、感謝の思いを述べた。 「政治不信を招いたこと改めておわび申し上げたい」。選挙戦では、地元の明石市や淡路島を巡って謝罪を重ねた。旧安倍派幹部「5人衆」の1人で、所属議員に還流する協議に関わり、自らも5年間で100万円の還流が判明。4月に1年間の党員資格停止処分を受けた。 党員資格は停止中だが「気を引き締めて、私自身はもちろん、自民党をもう1度ゼロから立て直していきたい」と意気込みを新たにした。 「首相になる」と公言し、当選7回を重ねてきたが、初当選した03年以来となる無所属で臨んだ。強固な地盤は、裏金問題で大きく揺さぶられた。無所属での戦いだったが、公明党からは「地元の意向」などもあり、推薦を得ることができた。大逆風の中、立憲民主党の新人、日本維新の会の新人らとの厳しい戦いだった。 再び国政の場へ向かうことになる西村氏は「苦しい状況にある方々の切実な声もお伺いをしました。皆さんにしっかりと支援をしていく、目配りをしていく、その政治をもう1度」と力を込め「もう1度、原点に立ち戻って守っていきたい」と話した。【塚本光】
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