石破茂首相は21日の参院予算委員会で、今月3日の新人議員15人との公邸での懇親会に際し、1人10万円の商品券を事前に配った理由について、「荷物になったり、アルコールが入っている時に渡しそこねることがないように配慮した」と述べ、確実に配布できることにこだわったことをにじませた。違法性の認識はあらためて否定した。

立憲民主党の石川大我議員の質問に答えた。

石川氏は、石破首相の事務所関係者が懇親会の前に、事務所を回って商品券を届けたことを「不思議だ。普通、おみやげは帰る時に渡すもので、渡す方に違法性の認識があったのではないか」と指摘した。「当日、新人議員が(懇親会後に)テレビのインタビューを受けている。(会の席で渡せば)その時に袋をぶら下げているのがテレビに映って、質問もされる。事務所ぐるみで違法性の認識があったのではないか」として、首相側の認識をただした。

これに対し、石破首相は「(事前配布は)私の判断で、違法性の認識があったということではございません」と否定。事前に渡した理由を「荷物になったり、アルコールが入っている時に渡しそこねないようにという配慮をした。うちのスタッフがお届けしたとき、おみやげ代わりだと説明しており、そこに違法性の認識はない。私も、受け取った側も、法的に言えば違法性の認識を持っておった者はいない」とし、反論を続けた。