自民党神奈川県連は27日、国会内で総務会を開き、次期衆院選の神奈川20区(相模原市南区、座間市)の公認候補予定者となる支部長に、日本維新の会を離党した自営業、金沢結衣氏(34)を充てることを決定した。

金沢氏はこれまで衆院東京15区(江東区)を地盤に活動しており、2021年衆院選と昨年4月の衆院補選には維新候補として立候補。その後離党し、昨年10月の衆院選は無所属で立候補したが、すべて議席を獲得できなかった。

自民党は昨年の衆院選で、同区に甘利明・元党幹事長を擁立したが、甘利氏は落選。次期衆院選の不出馬を表明しており、県連は候補者調整を急いでいた。

金沢氏は選挙区内の相模原市南区出身で、地元の小・中・高校に通学。両親も選挙区内の座間市出身という。今回の決定をめぐっては「いろいろな議論があったように報告を受けているが、若くて政策に明るいということ、相模原市について十分に理解がある」(神奈川14区の赤間二郎衆院議員)ことなどが、決め手になったという。

党神奈川県連会長の小泉進次郎元環境相は、かつて維新で選挙に立候補した候補者を、自民党の公認候補予定者とした判断について問われ「今までの政治活動についてはそれぞれある。かつて民主党にいた方で、今は自民党で活躍されている方もいる。経歴を含めて地元での協議を重ね、それでもこの方でいきたいという地元の声があることを、重く受け止めた」と述べた。金沢氏が候補予定者として選考対象になったのは、地元の地方議員との縁があったためとしている。

進次郎氏はまた、「地元のみなさんの『この人なら推せる』というところが決め手となった。難しい選挙区だが、地元でしっかり活動を展開し、次の衆院選の勝利をつかむべく、頑張っていただきたい」と語った。金沢氏は今後、維新、無所属を経て自民党の候補予定者となることについての説明が求められることになる。

神奈川20区は昨年の衆院選から新設され、立憲民主党の大塚小百合氏(45)が初当選している。