立憲民主党の野田佳彦代表は23日、今の通常国会で初めて行われた党首討論で、トランプ米政権による一方的な関税措置をめぐり、トランプ大統領とホワイトハウスで会談した赤沢亮正経済再生担当相が、トランプ氏やトランプ氏の支持者を象徴する「MAGA(メーク・アメリカ・グレート・アゲイン)キャップ」をかぶった対応を批判した。
「視覚的に、日本にとって非常にマイナスだと思う」と批判し、「大臣のお人柄と思うが、でも一線を越えていると思った」とも指摘。「総理が国難と言っているのに、あのキャップをまんまとかぶらされて、ホワイトハウスに写真を使われたのは、多く国が注目している時に、朝貢外交をやっているように見えたことは非常にマイナスだ」と繰り返した。
野田氏はまた、かつて1995年の日米自動車摩擦をめぐる貿易交渉で、橋本龍太郎通産相(当時)が米通商代表部(USTR)のカンター代表に竹刀を贈った際、自身ののど元にカンター氏が竹刀を突きつけられるような形で手渡したシーンを引き合いに「立ち向かっていくぞという(橋本氏の)気迫を感じた」と指摘しながら、赤沢氏との心構えの違いを強調した。
これに対し石破首相は「あの場面はよく覚えている。橋本龍太郎さんらしい闘志の表れだったが、今、それをやることが本当によいだろうか」と反論し「国益全体を考えた時、赤沢さんとしては可能な限りの対応をしたと私は思う」と、MAGAキャップをかぶってグーサインをした写真を公表された赤沢氏を、かばうように話した。
野田氏は「ならばせめて、次の協議で、日本も帽子をつくって『メーク・ジャパン・グレート・アゲイン』を相手にかぶらせるくらいのことをやった方がいい」と、皮肉交じりに提案する場面もあった。

