韓国最高裁が、最大党の共に民主党、李在明(イ・ジェミョン)大統領候補(61)に対する公職選挙法違反事件を有罪を視野にいれて破棄し、高裁に差し戻した判決を巡り、連休期間にも韓国国内余震が続いている。
共に民主党は今回の判決を「3次内乱」と規定し、チョ・ヒデ最高裁長官に対する聴聞会と国政調査、特検が必要だという強硬な態度を取った。一方、第2党・国民の力は「集団狂気」と対抗している。
共に民主党のキム・ミンソク常任共同選対委員長兼首席最高委員は4日、国会で記者会見を開き「非常戒厳時には口を閉ざしていた最高裁が軍事作戦のような破棄差し戻しをした。高裁は裁判所の期日指定で即決で引き継いだ」と裁判所に向かって鋭く批判した。
また同委員長は、最高裁側が6万8000ページ近い記録を約2日間で読んで判断した計算になることを指摘。「最高裁判事らがチャットGPTより卓越した速読力で6万ページの記録を読破したということだが、国民は事実なのか確認したいだろう。電子文書をすべて読んだのか直ちに公開答弁をしなければならない」と最高裁を直撃した。
韓国メディア「クキニュース」は5日「4日、一部法学者と現職判事など法曹人たちは判決に関与したチョ・ヒデ最高裁長官と最高裁判事たちが全体記録をすべて検討し熟知したのか疑問を提起した。ソウル大学法学専門大学院のハン・インソプ名誉教授はSNSに載せた文で『訴訟記録を熟読する時間もなかったし、見解の違いを激しく内部討論する余裕もなく、ただ何対何で押し通した。司法政治介入に対して最高裁長官が責任を持って去就を決めなければならない時間が近づくだろう』と最高裁非難意見に加勢した」と報じた。
また「清州(チョンジュ)地方裁判所のある部長判事も『6万ページ程度は半日で通読し、直ちに結論を下すことができ、被告人の心の隅々を見抜くことができる魔法』と皮肉る内容の文を内部網に載せ、釜山(プサン)地方裁判所の部長判事も『結局、政治的に偏向しているという批判を招きかねず、このような批判自体が裁判所の信頼と権威を蚕食することになるだろう』と憂慮した」と伝えた。
当事者の最高裁側は「上告理由を制限する規定、事後審であり法律審である上告審の特性などを考慮すると、最高裁判事がすべての記録をすべて読んで裁判しなければならないわけではない」と説明している。

