国民民主党は6日、東京都内を街頭演説で回る玉木雄一郎代表に「完全密着」したライブ配信を、党の公式YouTubeチャンネルで行った。演説のライブ配信はよくあるが、演説会場に向かうワゴン車内での玉木氏の様子や、関係者とランチをとりながら談笑する姿までも生配信。政治活動で「ネットどぶ板」を重視する玉木氏のSNS戦略に沿った、異例の取り組みとなった。
配信は、この日最初の演説会場となった東京都練馬区の石神井公園駅前に向かうワゴン車に乗車した玉木氏の姿から、スタート。車内で配信中の動画や、自身のX(旧ツイッター)をチェックする玉木氏の様子を、そのまま配信した。この日の東京は朝からあいにくの雨で、玉木氏は雨がっぱを着込み傘をさしながら、街頭に立った。
駅前での街頭演説後、玉木氏が近くの中華レストランに入って、関係者と昼食をとる様子も生配信。昼食時間の約30分間だけは音声の配信はなく、「ミュート中」「練馬トーク中」という説明が随時入る中で、チャーハンやあんかけ焼きそばなどが次々に運ばれ、玉木氏が小皿に取り分けて配る姿も。昼食時間の配信動画には「取り分ける党首」「もぐもぐ玉木」「国家機密を話しているのか」「すごい斬新な配信だな」「ご飯食べるところまでカメラ入るんだ」「アーカイブ残しましょう」「本当に密着なんですね」などのコメントが相次いだ。ランチ中の同時接続が1500人を超えたことも報告された。
昼食後、車内に戻ると再び音声配信が再開。玉木氏は、「私は晴れ男なんですが、今日は運を使うのはやめましょう」と降り続く雨をぼやきつつ、次の演説会場に向かう間も、党の政策や地元香川の讃岐うどんについて語り続けた。
党の公式Xは今回の生配信を「GW特別企画」と題し、「玉木雄一郎代表の東京遊説を完全生中継!車での移動中も含め、"可能な限り"カメラを止めずに都内を駆け回ります」と記している。夏の東京都議選や参院選に向けて、与野党がSNS戦略に力を入れる中、「斬新生配信」に、いち早く着手した形となった。

