小泉進次郎農相は29日の参院農林水産委員会で、コメ価格の高騰に関連し、これまで一般競争入札で行われてきた政府備蓄米の売り渡しを、随意契約に変更した経緯について「ちゅうちょはなかったのか」と問われ、「そこは、正直なかった」と即答した。
立憲民主党の徳永エリ議員の質問に答えた。
徳永氏は「政府備蓄米は国民の財産だ。買い入れは税金で行っており、売るとなったら、少しでも高く売らないといけない。だから一般競争入札が原則だった」とした上で「今回は随意契約で安く売り出すとなった。1999年の食管法廃止以来、政府がコメの価格に介入することはなかったと思う。自由市場の中で決まってきたと思うが、店頭価格5キロ2000円と、ここまで言及することに、大臣としてちゅうちょはなかったんでしょうか」と、進次郎氏の農相就任以降のイレギュラーな経緯に触れながら指摘した。
この指摘に対し、進次郎氏は「そこは、正直なかったですね」と、即答で応じた。
「というのも、今は緊急事態だと思っている。もし世界各国で、主食(の値段)が倍や倍以上に上がったら、乗り出さない政府はないと思いますよ」と強調し「今回、食品だけで8%くらい上がっている中で、コメは2倍、2・5倍。これは、私は政治が乗り出すタイミングだろうという政治判断を持っている」と述べ、政治決断による決定だと訴えた。

