テンション高めの国会質問で知られる、マラソン選手出身で日本維新の会の松野明美参院議員は29日の参院農林水産委員会で、政府備蓄米放出をめぐって「時の人」の小泉進次郎農相に対する質問を行った。
スピード感をもって政府備蓄米の随意契約による放出を手掛ける進次郎氏に「連日テレビをつけますと、大臣のイケメンの姿が流れている」と、冒頭からハイテンションで語りかけた松野氏。「コメ担当大臣というより、備蓄米担当大臣のような感じがするんですよ」と呼び掛ける中で、現在の仕事ぶりを「マラソンで言うと少し、オーバーペースなのかなと思います」と指摘した上で「少し沿道の声を聞きながら、ひと息つきながら、また頑張る余裕も必要ではないかなと思っております」と、マラソンのペース配分を念頭に、進次郎氏に呼び掛ける場面もあった。
松野氏は、元高校球児の進次郎氏に「野球もなさっていたと思う。みんなで力を合わせて乗り越えるのが大事と思う」と、コメ対策にはチームワークが大事との認識を示した。
最初の質問で、怒濤(どとう)のように言葉を積み重ねていく松野氏に対し、答弁に立った進次郎氏は、戸惑いの笑いを浮かべながら「圧倒されて…。私よりハイスピードだなと思いますが、今日はよろしくお願いします」と前置きするひと幕も。現在のコメ対策や備蓄米政策と、将来の農業を担う人材づくりに関してドジャース大谷翔平投手の名前も盛り込みながら、思いと質問がごっちゃになった質問には、進次郎氏は「あの…」と言ったまま、吹きだしてしまった。
「これだけ質問を集中して聞いたのは初めてとは言いませんが、かなり集中して聞かせていただきました。問いの方は、要は…問いが何かを考えていたんですが…」と困惑の表情で答弁。「次世代に農業をやりたいという意欲のある若者が生まれるよう、農水省全体の気概とやる気をもって取り組めということでよろしいでしょうか?」と確認し、松野氏がうなずくと「はい、その気持ちを受け止め、しっかり頑張ってまいります」と応じた。

