6連覇を目指す藤井聡太棋聖(22)がタイトル戦初登場の杉本和陽(かずお)六段(33)の挑戦を受ける、将棋のヒューリック杯第96期棋聖戦5番勝負第1局が3日午前9時から栃木県日光市「日光金谷ホテル」で始まった。
先手後手を決める振り駒の結果、と金が4枚出て、杉本が先手、藤井が後手。対局は振り飛車党の杉本が三間飛車から中飛車へと動きを見せたのに対し、藤井は居飛車穴熊で対抗している。
午前10時に最初のおやつが出された。両者「金谷チーズケーキ、彩りフルーツ添え」と「アイスティー」で、杉本はこれに「ゆずジュース(炭酸)」も加えた。
杉本は元日本将棋連盟会長でもある故米長邦雄永世棋聖最後の弟子。師匠は若かりし頃こそ「さわやか流」という指し回しだったが、晩年は「泥沼流」と呼ばれ、終盤のもつれ合いを制することが多かった。「自分も泥沼流で持ち味の粘り強さを発揮したい」と抱負を語っていた。
対する藤井は5月30日に名人戦3連覇を果たしたばかり。現在タイトル獲得通算29期(竜王4、名人3、王位5、叡王3、王座2、棋聖5、棋王3、王将4)で将棋界歴代5位。今期の棋聖を防衛すれば区切りの30期となる。

