国民民主党の玉木雄一郎代表は11日夜、参院選に擁立予定だった山尾志桜里元衆院議員(50)の公認を見送ったことについて国会内で取材に応じ、党のすべての都道府県連組織から、山尾氏の擁立に慎重な声が寄せられたことを明かした。
玉木氏は「いずれかの段階で『公認候補予定者』を公認に移行させていかないといけない。今日の両院議員総会で、山尾志桜里氏については公認には切り替えないということを決めた」と述べた。
山尾氏について「彼女の政策能力に大きく期待した。過去にさまざまなことが取り上げられたことがあるが(それでも)擁立をしたのは、どんな人にもチャンスを与えるのが私たちの政治姿勢でもあり、そういう観点から擁立を内定したが、正直、有権者や全国の仲間や支援者から、十分な理解と信頼が得られないと判断をした」と述べた。
「擁立をした私にも責任がある。経緯についてはしっかり説明していきたい」と述べた。
この間、全国幹事長会議や地方議員との会合などで党内の意見を丁寧に聞いたとして「街頭でも厳しい声をいただくと。なかなか選挙戦を積極的に展開できないという厳しい声を、すべての都道府県連、多くの自治体議員からいただいた」と、党内の意見が「NO」だったことを明かし「一丸となって戦う体制を整え直すというところで、この決断に至った」という。
10日の会見も「(判断に至った)1つ」とした上で、会見を踏まえて、11日朝に所属国会議員を集めた懇談会を開いたが「これから都議選、参院選と控えている中、『(現状では)選挙を展開することは極めて難しい』とか『さまざまな問い合わせを頂く中で、答えることがなかなか難しい』という声もいただいた。有権者や仲間、支援者の理解を得られるに至っていないということで、決断に至った」と繰り返した。
2017年の不倫報道について詳細に語らず、記者から厳しい質問が続き2時間半にわたった、10日の山尾氏の会見については「精いっぱい質問がとぎれるまで答えていた姿勢は誠実に取り組んだと思う」とかばいながらも「なかなか明確に答えにくい点があったことも事実。(今回の判断は)そのことを(党内が)どう思うのかという結果。今朝と夕方の両院総会に集った仲間にはかった結果、理解と信頼を得るには至っていないというところだ」と述べた。

