コメ流通評論家の常本泰志氏が13日、フジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に生出演。小泉進次郎農相が政治主導で実施する輸入米の入札前倒しについて危機感を訴えた。

常本氏は「この前倒し影響について、この出る時期が9月前後、新米の時期と重なってくる。おコメの価格が変動しやすい状態になる。そのタイミングで市場投入するのはものすごく不安定化してしまう」と話した。

12日、小泉氏は、無関税のミニマムアクセス(最低輸入量)による主食用米の輸入を前倒しすると発表した。毎年最大10万トンを調達しており、うち初回分として3万トンを対象にする。例年は9月の入札を6月27日に実施し、9月下旬には事業者に引き渡す予定で約3カ月早く市場に出回ることになる。政府は高騰が続くコメ価格の引き下げに向け、備蓄米の放出を進めている。ただ在庫は少なくなっており、輸入米も投入することで不足感の緩和を狙う。常本氏はちょうど新米が流通する時期とかぶると危惧した。

常本氏は「国内のおコメが不作であれば問題はないのですが、それがそこそことれましたよ、ってなったときに相場感は全体的に余っていたら下がるし、余ってなければ上がる。そこに最初から3万トンを放り込む状態になるので、見通しが立てにくくなるんですよね。どれぐらいの値段で農家さんから買い取ったらいいか、基準価格がブレてくる」と話した。

さらに「いざ、そういう時に余ったら暴落していきますし、今この時期に決めてしまうのが、ちょっと早かったかなぁ。備蓄米81万トン出している状態で、ある程度のいきさつをみた方がよかったのかなぁと思いますね」となどと述べた。