22日に投開票された東京都議選の千代田区選挙区(定数1)で現職をやぶり、初当選を果たした無所属の佐藤沙織里氏(35)が25日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。参院選(7月3日公示、20日投開票)に向けて、自身が党首を務める政治団体「減税党」として候補者を募集する考えを表明した。

公認会計士でもある佐藤氏は、「減税党党首」を名乗り、「全ての増税に反対」の立場を打ち出している。初当選から一夜明けた23日のXに、「日本の一丁目一番地、千代田は私が守ります。そして参院選 減税党で候補者募集します!」と記し、7月の参院選に、「減税党」として候補者を擁立することへの意欲を表明。「国と地方、両方一気にひっくり返しましょう! 東京選挙区から私が全力で押し上げます。全員に無理と言われても自分を信じて行動すれば道は開ける」とも記し、国政挑戦への意欲を示した。激戦の東京選挙区などが念頭にあるとみられる。

一方、24日の投稿では、都議の当選証書付与が“異例”の形で行われたことを明かした。佐藤氏は選挙期間中、選挙事務所を設けておらず、当選証書の付与が路上で行われたと報告。24日の投稿に「道端で授与式をするのは初めてとのことです 選挙カーも事務所も借りていなかったので青空授与式です」と記し、路上で区の関係者から当選証書を受け取る様子の写真を投稿した。

「減税メガネ」を自称する佐藤氏は茨城県出身。2023年、NHK党から千代田区議選に出馬し落選。方向性の違いから離党した後は、無所属で活動してきた。昨年10月の衆院選は、千代田区を含む東京1区から立候補し、落選したものの全体4位の票数となる1万2255票を獲得。今年2月の千代田区長選にも立候補し、1万703票で再選された現職の樋口高顕氏に敗れたが、6474票で次点につけた。千代田区を拠点に地道な活動を続け、今回、3選を目指した現職、都民ファーストの会の平慶翔氏(37)らを下し初当選した。