弁護士の北村晴男氏(69)が1日、自身のYouTubeチャンネルを更新。参院選(7月3日公示、20日投開票)比例代表に日本保守党(百田尚樹代表)から立候補した経緯をあらためて説明するとともに、安倍晋三元首相(22年死去)への深い敬意を示した。
北村氏は出馬の理由について「このままでは日本が壊されてしまう。今の左翼石破政権によって、次から次へと壊されていく。無策ですね」と、石破茂首相の現政権を批判。その上で、「安倍さんがお亡くなりになるまでは、こういう風に思ってました」と、安倍元首相の功績について語りだした。
北村氏は、2015年に安倍政権が集団的自衛権の行使容認などを盛り込んだ安保法制を可決した際に「オールドメディア、左翼系メディア」から攻撃があったと指摘。「国際常識からすれば、侵略されないために日米同盟をがっちり組む、そのためには絶対必要な法律だった。安倍さんは、左派メディアの攻撃を覚悟しながら、支持率が下がることも覚悟しながら、それでもやるべき、国益のために必要、と言ってやりました」と説明した。
日米安全保障条約についても「日本が侵略を受けたときにアメリカ軍は戦う。つまりアメリカの若者は命をかけて日本を守るんだ、と。けれども、日本の若者は、仮にアメリカが侵略を受けたとしても一切知らんぷりするんだ、というメチャクチャな条約だった。こんなものに頼って、アメリカがいざという時に、自分の国の若者の命をかけて日本を守るなんていうことはありえない。そんな卑怯者の国を守るわけないでしょ」と指摘。「限定的ではあるけれども、集団的自衛権の行使を可能にした。これ画期的なんですよね。でも国際社会では当たり前の話」と安倍元首相の政策について語った。
さらに北村氏は、直前までは断っていたテレビのワイドショーの出演を決断した経緯も紹介。「ワイドショー民主主義って恐ろしいな、と。左派メディアが必死になって、安倍さんがとんでもない国粋主義者で右翼で、徴兵制を復活させて日本の若者を危険にさらしている、というメチャクチャな論理で攻撃される時に、ワイドショーがそれをあおりにあおる。そうすると一般の方がそれを見て『安倍さんって悪い事してるんだな』って思いますよね。あの時にワイドショーに出る決断をした」と、安倍元首相の真意を番組で説明する意図だったとした。
さらに、そのタイミングで安倍元首相と会話したことも告白。「安倍さんとゆっくり話をする機会があって、『来週からワイドショーに出ることにしました』と話をしたら、疲れ切っていた安倍さんがすごい元気になって、『ありがとうございました』と言ってくれました」と振り返ると「当時は安倍さんを、自分が政治家になるのではなくて、私が外から応援すれば、日本の国益を守れるし、日本人の生活も豊かにできるんだと(思っていた)」と説明した。
安倍元首相が亡くなった後は、国内の状況が「徐々に徐々に悪くなってきた」とし「3年前の7月8日、その日から、優秀で信頼できる政治家さえ私が応援していれば、それだけで日本のためになるんだ、と思える日は終わりました。それだけで日本人が幸せに暮らすことができるんだ、と思える時代は終わりました」と断言。「あの日から政権与党、自民党は目に見えて変質してきました。公明党はもともとああいう党だったので、これはしょうがないんですけど、我々が保守の政党だと思っていた自民党はあの日からぐらっと変わりました」と語った
北村氏は、その政治不信が自身の出馬の背景にあるとし「自民党が変質したのではなくて、もともとそういう、僕から見たらどうしようもない、無能で理念もない、ただ稼業の政治屋、稼業を守るため、自分の議席を守るためにだけに烏合(うごう)の衆のように集まっていた。そういう政治家が自民党の中にたくさんいた、そのことが明らかになっただけ」と現在の政権与党を批判した。
さらに、安倍元首相が21年の総裁選で高市早苗氏を推したことにも言及。安倍氏が後日「保守の候補がいなければ、そんなものは自民党の総裁選ではない」と語ったとし、安倍元首相を「強い意志を持った戦う政治家だった」と評した。

