参院選(20日投開票)比例代表に立憲民主党から立候補している元参院議員の蓮舫氏(57)は6日、東京・JR有楽町駅前で街頭演説した際、小泉進次郎農相が進める随意契約による政府備蓄米放出の手法などをめぐり「何かちょっと、おかしいと思いません?」と、疑問を投げかけた。
蓮舫氏は参院選の争点として物価高対策と実質的な政権交代を挙げ「参議院でも(昨年の衆院選と同様に)、与党過半数割れがみなさまの1票で実現することができる。政治は動くし、動かせる。前例踏襲の政治を変えていきたい」と主張。その流れで「例えば農業政策です」と言及し「『令和のコメ騒動』。なんかおかしいなと私、思っているんです。小泉大臣は、お父さんそっくりで破壊力も発信力もある。注目されているが、なんかちょっとおかしいと思いません?」とした上で「みなさんが食べたいのは古古古米ですか? 古古古古米ですか? (備蓄米も)売っているところと売っていないところもあって、(店舗に)並べる人と並べない人がいて。なんかおかしい」と指摘した。
政府備蓄米について「みなさんが納めた税金で買っており、みなさんが納めた税金で倉庫を日本中に借り、冷蔵保存している。それを今、コメが高いからと、さも安く売るのが自分たちの手柄のように言っているが、そもそもなぜコメの価格は上がったんですか」と述べ、生産調整で事実上の減反政策を進めてきたこれまでの政府対応を批判。「需要は変わらないのに、供給が2分の1になったら値段が倍になるのは当たり前」「農業者がコメをつくって赤字というのはおかしいし、政府の指導でコメが高くなったらがまんしろというのはおかしいでしょ」などと述べ、この日ともに街頭に立った野田佳彦代表が首相だった民主党政権時代、農家への戸別所得補償制度を導入(自公政権で廃止)したことを挙げ「やった経験がある。あとは導入するだけ」と必要性を主張した。
コメ政策をめぐっては、進次郎氏が最近、立民に対し批判的な主張を強めている。参院選公示日の3日に更新した自身のX(旧ツイッター)では、野田氏が公示第一声で「もっと農業人口が増えるようにするための予算を10倍にしたい」と述べた内容に「農林水産予算を10倍???23兆円にするってことですよね…。やっぱり野党は無責任」と投稿。野田氏が10倍になるとしたのは農林水産予算全体ではないとの指摘が相次いだが進次郎氏は意に介さず、4日には「民主党予算は農水省予算を減らし続け、野田総理の予算編成で最低額。それで予算が少ないと批判されても…。その時より増やしてるんですけど」と新たに投稿。これにXのコミュニティーノートが「農水省当初予算は平成12年度以降減少を続けており、民主党政権下でのみ減少した訳ではありません」と指摘する事態になっている。
参院選比例代表には、自民党が31人、立憲民主党が22人、公明党が17人、日本維新の会が13人、共産党が19人、国民民主党が19人、れいわ新選組が12人、参政党が10人、社民党が5人、日本保守党が4人、NHK党が3人、再生の道が9人、チームみらいが3人、日本改革党が1人、日本誠真会が2人、無所属連合が2人を擁立している。

