イギリス北部スコットランドを訪問しているトランプ米大統領が27日、自身が所有するゴルフ場「トランプ・ターンベリー・リゾート」でゴルフを楽しんだ際に不正行為を行った可能性が浮上している。

米メディアによると、左派系のSNSアカウント「PatriotTakes」に投稿された次男エリック・トランプ氏らと共にゴルフを楽しむ動画がネットで拡散され、ズルをしたと非難の声が殺到しているという。

問題となった動画では、トランプ大統領がバンカー付近でゴルフカートから降りる直前に付近を歩いていたキャディがさりげなく草むらにボールを落とす様子が映っており、いかさま疑惑がささやかれている。この動画は28日正午次点で450万回再生され、「調査すべき」「政治、法律、ビジネスで不正行為を行い、妻にも不誠実で、ゴルフでもいかさま」「トランプは全てにおいて不正を行っている」など批判が殺到している。

筋金入りのゴルフ愛好家として知られるトランプ大統領が、ゴルフで不正行為を行った疑惑が浮上したのは今回が初めてではなく、長年に渡って疑いの目が向けられてきた。トランプ大統領と共にプレーしたことのある米スポーツ・イラストレイテッド誌などで活躍するジャーナリストのリック・ライリー氏は、2019年に自身の著書でトランプ氏のゴルフの不正行為について言及している。「彼はボールを投げ、蹴り、そして動かす」「キャディーたちは、彼がボールをフェアウェイに蹴り返すのに見慣れてしまい、”ペレ”というあだ名をつけていた」などと記し、度々不正を行ってきたことを暴露している。ラリー氏によると、トランプ大統領は優勝が不可能と思える時でさえ数々のトーナメントで優勝してきたと自慢しており、ある時は1ラウンド目をプレーしなかったにもかかわらずクラブ選手権で優勝したと語っていたという。

トランプ大統領はプレー後にEUのフォン・デア・ライエン欧州委員長と同コースで首脳会談を行い、EUの関税を15%に引き下げることで合意したと発表している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)