2020年に英王室を離脱したヘンリー王子(40)が10日、確執が取り沙汰されている父チャールズ国王と約1年半ぶりに面会したことが分かった。米ワシントン・ポスト紙によると、面会時間は55分間だったといい、現地時間5時20分ごろに、国王のロンドンにある邸宅クラレンス・ハウスに王子を乗せた車が到着し、プライベートでお茶会を楽しむ姿が目撃されたという。

父子が顔を合わせたのは、国王ががんと診断されたことを公表した直後の2024年2月以来となった。

家族で米カリフォルニア州に移住後、テレビ番組のインタビューやドキュメンタリー番組、自伝などで王室批判を繰り返し、国王や兄ウィリアム皇太子との関係が悪化していた。王子は英BBCの最近のインタビューで、家族との和解を望んでいると発言していた。関係修復が絶望視される皇太子とは滞在初日に近距離にいながら面会することはなかったが、国王との面会が家族との関係修復の一歩となる可能性がある。

ヘンリー王子は自身が支援する慈善団体のイベントに出席するため、4日間の日程で8日に一時帰国。空港に到着後、ウィンザーにあるエリザベス女王の墓を参拝していた。

王子は国王と面会した後、「とても元気だった」と話していたと英デイリー・メール紙は関係者う伝えている。国王と面会した後、王子はその足で王室時代に設立した負傷兵士らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲーム関連のイベントに出席し、笑顔を見せていたという。

2人の会話の内容は明らかになっていないが、前回の45分間よりも10分ほど長い面会となった。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)