自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬表明した「コバホーク」こと小林鷹之・元経済安保担当相(50)は日刊スポーツなどとの合同インタビューに応じた。同じ保守派とされ、路線が重なる高市早苗・前経済安保担当相(64)との「候補者一本化」が実現しなかったことについて問われると、「同じ保守でもリベラルでも、政策や人となりや、バイタリティーも違う。それぞれ、個性でやればいいと思う」と訴えた。

小林氏は、「(支持基盤が重なる)高市さんとの一本化の話はなかったのか」と、支持動向が分散しないための戦略としての一本化の可能性を探らなかったのか問われると、「若手やベテラン問わずに名乗りを上げて、正々堂々と国民の前で議論し、フェアに選挙で(後任総裁を)決めていく姿をみせることが、党の再生につながると思っている」と述べた。

その上で「政治の中の世界では、リベラルとか保守とか、じゃあどっちを勝たせるために、というような計算が働くのは分かるが、予定調和的にものごとを進めようとするのではなく、ガチンコで政策論争をやる姿を見せた方がいいと思う」と主張。「同じ『保守』でも『リベラル』でも、政策や人となりとかバイタリティーも違う。それぞれの個性でやればいいと思う」と訴えた。

高市氏との一本化を進言した人はいたのかと問われると、「それは去年の総裁選の時くらいから、(自民党議員だけでなく)いろんな立場の方から、お話は結構いただいた」と認めつつ「例えば『保守』といっても、考え方が全部同じだというわけではない。政策で見ると、結構、違いは出てくる」とも述べた。

現在の総裁選の情勢を念頭に「世論調査では、知名度も含めて高市先生や小泉先生には劣後しているが、しっかりぶつかっていきます」とした上で、「保守とリベラルだけの切り口だけでなく、同じ保守でも(主張内容は)違ったりするし、世代の話もある。いろんなタイプの候補が出た方がいい」と繰り返し訴えた。

「これだけ支持がなくなった政党の、コップの中の争いとしかみられない中で、それをわきまえながら国民目線で政策論争をすることが大事。『自分たちだけで何かやっている』と思われたら、もう終わりだと思う」とも語った。

総裁選は小林氏のほか、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(64)、高市早苗・前経済安全保障相(64)、小泉進次郎農相(44)の5人による戦いの構図になる見通し。