フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)が21日に放送され、キャスターを務める同局の松山俊行解説委員が、22日に告示される自民党総裁選(10月4日投開票)について解説。5人の候補の中でも有力と目される高市早苗・前経済安保相(64)と小泉進次郎農相(44)の2人をめぐり、昨年の前回総裁選で訴えた政策から微妙に変化した内容や、その背景について言及した。
進次郎氏は20日の記者会見で、昨年訴えた解雇規制見直しについて質疑応答で問われ「国民のみなさんに不安を与えたのは事実。反省している」とした上で、「現時点で進めることは考えていない」と述べた。また同様に昨年は政策に掲げた選択的夫婦別姓導入についても、賛成する考えは変わらないとしながら「国民の理解を深める必要がある」と述べるにとどめた。
松山氏は、昨年の「目玉政策」を今回、進次郎氏が封印した背景を「前回の総裁選は陣営が立ち上がった時に、若手が中心に政策をまとめて発表したところがあったが、かなりとんがった政策があった。清新さをアピールしようとしたのだと思いますが、党内や党員にあまり評判がよくなかった」と指摘。「途中で陣営に入った木原誠二さんや中堅議員が修正をかけ政策を若干マイルドにしたが、ちぐはぐさが目立って失速につながった。その反省から、今回は最初から木原さんが陣営に入っている。政策の一貫性をアピールするには、こうした政策は一端、引っ込めたということだと思う」と分析した。
番組はまた、高市氏が19日の出馬会見で、首相になった場合の靖国神社参拝継続について明言を避けたことにも注目。松山氏は「進次郎さんといっしょ。前回は総理になったら必ず参拝すると言ったことで、固定支持層からは賛同を得られたが、外交を不安視する議員などは若干票が離れてしまった。その反省から、今回はこれをあいまいな言い方にしているということだと思う」と指摘した。「(参拝継続を)明言しないことで、これまでいた固定支持層が離れる可能性も出てきていて、メリット、デメリット両方があると見た方がいい」とした上で「(参拝継続を)否定もしていないので、総理になった後は、その後の判断になると思う」とも加えた。

