元NHK政治記者で、ジャーナリストの岩田明子氏がフジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に23日、出演。22日に告示された自民党総裁選(10月4日投開票)の立候補者5人の所信発表演説会について、特徴を挙げた。
「どの候補も参議院選挙での大敗を踏まえて、これまでずっと政治家として自分が主張してきたものをやや修正して、外交や積極財政の問題に傾いているな、と。党内融和で一致結束してというのを打ち出しているところが独創的。前回より似てきているのはしょうがないと思います。少数与党になってしまいましたし」と解説した。
今回の総裁選には小林鷹之元経済安保相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農相が立候補した。岩田氏は、昨年の総裁選で181票を得ながら決選投票で石破茂首相に敗れた高市氏と、136票の3位で決選投票まで持ち込めなかった小泉氏を軸に戦いが進められていくと分析。小林氏の「時限的な所得税の定率減税で現役世代応援」、茂木氏の「数兆円規模の生活支援特別地方交付金」、林氏の「実質賃金1%程度上昇」、高市氏の「給付付き税額控除の制度設計への着手」、小泉氏の「2030年までに平均賃金100万円増」と、各候補が出してきた物価高対策について、言及した。
「似たり寄ったり。10年先、100年先のビジョンも示さなければいけないですし。マーケットが厳しく見ていると思います。経済規模への期待感から株価が上がったり、財政規律が緩むとなれば円売りにもつながりかねませんので。討論の中でそのあたりも見えてくると思います。言うのは簡単です。解党的出直しと言うけれど、まずは言った政策をとにかく進める、自分が内閣を造った時に実行する、結果を出す、ここに尽きると思います」と厳しい目を向けていた。

