自民党の鈴木宗男参院議員は14日、公明党の連立政権離脱を受けて党本部で開かれた両院議員懇談会の後の取材に、高市早苗総裁に対し「あなたは総裁選(の立会演説会で)で『奈良の女です』と言った。その気持ちを今、発揮し、メリハリのある判断をすることが信頼回復につながると申し上げた」と明かした。
報道陣に非公開で行われた15日の両院議員懇談会では19人が発言。宗男氏は「公明党との関係(修復)は、きちんと最善を尽くすべき」とした上で、高市氏が首相に選出されるかどうか分からない状況になっている臨時国会での首相指名選挙について「衆院が解散されての特別国会ではない。石破内閣が総辞職しない限り、少し時間をかけてでも公明党との関係を構築するため、最善を尽くすべきではないかという発言をした」と述べた。首相指名選挙で高市氏が確実に選出される見通しが立たない間は、早期の首相指名選挙実施にこだわるべきではないとの認識も示した。
両院議員懇談会で、こうした「総総(総理・総裁)分離」論の当面の継続を訴えた議員は、複数いたとも述べた。
宗男氏はまた、高市氏に対し「少なくとも民主的な手続きで、フルスペックの総裁選で選ばれた高市さんだから、守らないといけない。同時に、高市さん自身が強いリーダーシップを持ってやってほしいとも伝えた」と述べた。
高市氏は懇談会の席上、公明党が連立離脱したことについて「私の責任だ」として、謝罪した。10日の連立協議で、公明党の斉藤徹夫代表が結論を出すよう強く求めた企業・団体献金の規制強化について、検討を進める考えを示すにとどめたことが、連立離脱の一因になったとみられている。

