国民民主党の玉木雄一郎代表は、17日夜に生出演したBSフジ「プライムニュース」(月~金曜午後8時)で、野党との政策協議と同時並行で自民党との連立政権入りに動いた日本維新の会に対し「二枚舌」と発言したことに視聴者から苦言を呈され、「ちょっと、がっくし…だったので」などと釈明に追われた。

玉木氏は15日、立憲民主党、維新と3野党党首会談を行い、自身が念頭に置かれた野党統一候補による首相指名選挙への対応や政策のすり合わせを協議したが、まとまらなかった。この党首会談後、急きょ上京した維新の吉村洋文代表(大阪府知事)が、自民の高市早苗総裁と急転直下のトップ会談に臨み、両党による政策協議開始で合意した。吉村氏は、協議がまとまれば、首相指名選挙で高市氏に投票すると明言。「高市首相」誕生の可能性が一気に高まり、はしごを外された形の玉木氏は自身のYouTube番組の中で、「二枚舌みたいな感じで扱われて残念だ」と、不快感を示していた。これに吉村氏は「他党を批判するより、自党の政策をどうやって実現するのかに注力された方がいいのではないか」と皮肉交じりで反論していた。

この日の放送終盤、視聴者からの声を紹介する恒例のコーナーで、「玉木さんの『二枚舌』発言を聞いて残念に思います。自分が主人公だったのが、一瞬で脇役になったのが不満だったんでしょうか」という指摘が寄せられた。

玉木氏は「二枚舌」指摘に、苦笑いしながらうつむきつつ、「二枚舌」発言の真意を説明。「3党の党首会談ではいい議論ができた。立憲との隔たりは感じましたが、今の日本の問題点とか、特に(党首会談に出席していた維新の)藤田(文武共同代表)さんは改革マインドもあり、一致して、いい感じでできるなと。そうしたら、その1時間後に(吉村氏が)自民党とやるとなったので。ちょっと、がっくしという感じだったので」と釈明した。

「何かを取られてどうこうではなく、維新とは協調してやれるなと。ベースの広さみたいなものを感じた直後だったので、ちょっとがっくりきたというか、驚いたという感じだった」と口にした。

番組キャスターから「はしごを外されちゃったなと」と絶妙な指摘を受けると、「いや、はしごを外されたというかね…」と述べた上で、気を取り直したように「これからもね、だからといって敵対することはなくて、政策本位で、維新とも自民とも協力していきたいと思います」と口にした。