戦略コンサルタントの田中道昭氏は3日、月曜コメンテーターを務めるテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演。「戦略分析のプロ」の立場から、ワールドシリーズでMVPを獲得したドジャースの山本由伸投手(27)の投球術ににじむ戦略性を絶賛した。

山本は31日(日本時間1日)第6戦に先発し96球を投げ、6回1失点。続く1日(同2日)の第7戦は9回1死一、二塁でリリーフ登板し、執念の連投に。その結果、2回2/3を無失点の好救援でチームを勝利とシリーズ連覇に導き文句なしのMVPに選ばれた。

番組では、山本のこれまでの歩みや強さの秘密を分析したほか、ワールドシリーズでの配球などについて専門家の解説をまじえて伝えた。異例の連投となった第7戦の前夜、山本がオリックス時代から師事する個人トレーナーの矢田修氏の治療を受け、コンディション調整を続けたことが、中0日の救援を可能にしたことにも触れた。

番組MCの大下容子アナウンサーが「トレーナーの矢田さんという方が、(第6戦の)6回で降板し勝利投手になった時に、『1年間ありがとうございます』と(山本が)言ったら、『明日に備えて一応、身体をやっておきましょう』と。(山本が)ブルペンにいるだけでも力になるからと言って、それが本当に2日連続で登板となり、大仕事をやってのけた」と、山本の奮闘ぶりに触れると、田中氏は「(会見などでの)山本投手のお話を聴いていたら、トレーナーの方にいい意味でのせられて、それが勝利に結びついたと思う」とした上で、戦略コンサルタントの立場から分析した山本の投球術に触れた。

田中氏は「私は戦略コンサルタントの仕事をしているので、山本投手に注目しているのは、その戦略性、配球の良さですよね」と指摘。「相手の強みや弱みを徹底的に研究し、カウントとかも、ちゃんと計算し、1巡目は強さだったり、2巡目は落差だったり、巡目によって配球も変えている。やはり、配球の戦略性の高さというところが、コントロールのよさとかけ算している」と、独自の視点で評した。

その上で「今回、『世界一のピッチャー』という称号も得た。やはり、世界一のピッチャーの秘訣(ひけつ)は、コントロールや配球のよさ、戦略性の高さだと思いますね」と述べた。

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