藤井聡太竜王(名人、王位、棋王、王将、棋聖=23)が佐々木勇気八段(31)の挑戦を受ける、将棋の第38期竜王戦7番勝負第4局が12日から2日制で京都市「京都競馬場」で行われる。日本中央競馬会(JRA)の競馬場で将棋の公式戦が開催されるのは初めて。

開幕3連勝の藤井がイッキに5連覇と史上3人目の永世竜王資格の獲得するか。佐々木が踏みとどまるか。両者は決戦前日となった11日、京都競馬場を見学後、京都市内で行われた前夜祭に出席した。

前夜祭にはJRAのレジェンド武豊騎手がサプライズで登場した。取材に応じた武豊騎手は、京都競馬場が今年12月に開設100周年を記念し、竜王戦の対局が実現したことに「最初にこのお話を聞いたとき、うれしかった。競馬界全体にとっても、みんな喜んでいる」と話した。

京都競馬場では数々の名勝負が繰り広げられた。特に菊花賞は牡馬3冠、秋華賞は牝馬3冠の最後のレースで注目度が高く、武豊騎手は05年、菊花賞でディープインパクトで3冠制覇するなど、歴史を刻んできた。

「京都競馬場の戦い方はだれよりも熟知しているつもりですが、さすがにおふたりには何も言えないですね」とジョークで笑わせ、「いい名勝負を生まれたらいいですね」とエールを送った。