キャノングローバル戦略研究所上席研究員で、中国研究センター長の元朝日新聞記者、峯村健司氏が21日、フジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に生出演。台湾とフィリピン間のバシー海峡封鎖の可能性について中国側の本気度について語った。
高市首相は7日の衆院予算委員会で、民主党政権時代に外相を務めた立憲民主党の岡田克也元幹事長から、「例えばバシー海峡(台湾南東部とフィリピン領バシー諸島の間の海峡)が封鎖されても迂回(うかい)すれば、日本へのエネルギーや食糧が途絶えることにはならない」と問われて高市氏は「戦艦を使って武力行使を伴うのであれば、どう考えても存立危機事態になりうる」と答弁して、さらに岡田氏が「どういう場合に存立危機事態になるか」とたたみかけるなどした。
中国側はこの高市首相の答弁に激しく反発し、金杉憲治駐中国大使を呼び出して答弁の撤回を求めたほか、中国外務省は日本への当面の渡航を自制するよう自国民に呼びかけを始めた。
薛剣(せつけん)駐大阪総領事がX(ツイッター)に、「汚い首を斬ってやる」などと投稿していた。
番組では、台湾~フィリンピン間のバシー海峡について日本と中国の位置関係を示した地図で説明。MC谷原章介から「岡田さんの発言の中では、迂回をすれば(バシー)海峡を封鎖されたとしてもエネルギーや食料は途絶えることがないとは言ってますが、できるんですか」と問われて峯村氏は「インドネシアの方にグーッと回ればいけないことはないんですが、日数もあがって、価格もあがります。輸送費もリスクもかかるので、そういう意味では、あまり現実的ではないですね。大変なことになります」と迂回ルートは現地味を帯びてないと述べた。
谷原から「実際にどの程度可能性はありますか、バシー海峡の封鎖は」と聞かれて峯村氏は「今、中国軍の演習とかみていると、バシー海峡に空母を出したりしてますので、やる気満々ですし、能力も整っていると考えると可能性はあるとみた方がいい」と話した。

