ジャーナリスト浜田敬子氏は23日、MCを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。東京電力柏崎・刈羽原発の再稼働の是非をめぐり、21日に新潟県の花角英世知事が東京電力柏崎・刈羽原発6号機、7号機の再稼働の国の方針について「了解することとしたい」と発言したことについて、当初は出直し選で信を問うとしていた花角氏が国や国会議員、東電からのプレッシャーを受け県議会での議決で決めるとしていることについて「本当に議会に信を問うので、(県民調査で)6割の人が再稼働の条件は整っていないとしているのが反映されるのか」と疑問符を投げかけた。
番組は、10月16日の新潟県議会で東電の小早川智明社長が1・2号機の廃炉検討や地域活性化などのため県へ1000億円規模の資金拠出を表明していたことや、9月の新潟県の県民意識調査では6割の人が「現時点で再稼働の条件は整っていない」と回答していることを紹介した。
膳場貴子アナから「(東京電力福島第一)原発事故の当事者である東京電力が再稼働に向けておおきく動き始めました」と問われた浜田氏は「再稼働にあたって必要な条件の中に、住民の合意というのが入っている。当初は知事は、出直しの知事選をして住民に問うと言っていたのがかなり国側、国会議員から、東電側から、かなりいろんなプレッシャーがあって、議会に信を問う、に変わっていった。本当に議会に信を問うので、6割の人が再稼働の条件は整っていないとしているのが反映されるのか」と疑問符を投げかけた。
また、浜田氏は、「もう一つは住民の方の、『準備が整っていない』という根っこには、東電に対するの不信感があると思っています」と指摘。東日本大震災時に、東京電力福島第1原発という極めて重大な事故を起こした東電について、「事故を起こしたという体質だけではなく、東電という事業者が原発を運営する事業者としてふさわしいのか。原子力規制委員会も疑義を呈している。どういう改善策をとって、組織文化がどう変わってきのか、ガバナンスがどう強化されたのか、まったく見えていない」と厳しく批判。さらに「このまま再稼働して本当に大丈夫なのかというのが地元の住民の方には根強い。その電気を使うのは首都圏の私たちなんです。だから私たちは人ごとだと思ってないで、新潟の話じゃないわけですね。それを一緒に考えていかないといけないんじゃないかと思います」と訴えた。
膳場アナは「おっしゃる通りです」と語った。

