シンガポール出身者で初めての囲碁棋士が誕生した。

日本棋院(武宮陽光理事長)は28日、来年度冬季棋士採用試験(採用2人)の結果、10勝5敗で1位となった陳奕航(チェン・イーハン)さん(15)、同じく10勝5敗で2位の溝上大介さん(15)を採用すると発表した。2人は同星で並んだが、プロ棋士養成機関「院生」の序列が上の陳さんが1位となった。

日本棋院にはマイケル・レドモンド九段(米国=62)、タラヌ・カタリン五段(ルーマニア=52)、アンティ・トルマネン初段(フィンランド=36)、曽富康(チャン・フーカン)三段(マレーシア=22)、フィトラ・ラフィフ・シドキ二段(インドネシア=23)らがいるが、シンガポールからの棋士誕生はこれまでなかったという。

溝上さんは、師匠で2004年(平16)新人王戦優勝などタイトル獲得3期の溝上知親九段を父、女流名人獲得経験者の加藤啓子六段を母に持つ。

このほか、中部総本部棋士採用試験本戦で13勝1敗でトップとなった篠田優也さん(14)も採用された。

3人は来年4月1日に正式採用。実戦の機会を積むために試採用棋士として、来年1月以降の公式戦に参加できる。