国民民主党の玉木雄一郎代表は2日の定例会見で、高市早苗首相が自民総総裁選出直後の演説で訴えた「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が、1日に発表された「現代用語の基礎知識選 2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれたことへの受け止めを問われ、「『私』ではなく、『公』のために頑張るという決意を述べたもので、国民に、より残業して、たくさん働け、ということを言った趣旨ではないと思う」と語った。

記者から「(首相)ご本人は、国民に働き過ぎを奨励するものではないとおっしゃっているが、馬車馬のように働くことを美徳とする風潮を変えていこうというのが働き方改革のベースにあった。首相に選ばれた方がこういう発言をすること、それが流行語大賞に選ばれる現状への評価」を問われたのに対し、答えた。

玉木氏は「高市総理も授賞式の中で、そういうこと(働き過ぎの奨励)ではないと、あえて付言されている。それも合わせて報道することが公平なのかなと思う。残業規制を超えて馬車馬のように働いて、と国民に求めるものではないとおっしゃっているので、そういうことではないと思う」とした上で、「内閣総理大臣になったということで、ご主人の介護もされている中、ワーク・ライフ・バランスということをご本人もかなり苦労、苦心されながらこれまでやってきたと、私自身もうかがっている」と、高市首相の立場を気遣いながら、「『私』ではなく、『公』のために頑張るという決意を述べたもので、国民に何かより残業して、たくさん働けということを言った趣旨ではないと思う。そこは、あげつらうようなところではないと思う」と語った。

記者から「首相発言を機に、働くことが美しいと称賛されるような社会の空気がつくられるのは、見過ごせないのではないか」と更に問われると、玉木氏は「私は、働くことは美しいと思っています」と、きっぱり。「働くことが悪いことだったり、できるだけ少ない方がいいというものでもないと思う。働くことそのものに喜びを感じることもあるし、そこから学ぶことも人生の深みが出ることも、いろんな人とのつながりが出ることもあり、働くことは素晴らしいことだと思う」と訴えた。

「自分の人生の中では余暇や家族との時間も大切だが、働くことを充実させることもそれぞれの人生を充実させることにつながる。過度な残業は法律に基づいて規制することだが、働くことは美しくあるべきだと思っている」と主張した。

一方、流行語大賞については「私は、『エッホエッホ』が良かったですね。ああいうのが(年間大賞を)取ってほしかったなあと思う」と、口にした。